たかが不倫なんかで離婚したら子どもが可哀想だよ。
カンタンに離婚なんておかしい。
我慢と努力が足りないのよ。
こんにちは!
シンママ歴5年のラーコです。
筆者ラーコは、夫の不倫で離婚した経験があります。
『子どもの未来を考えたら不倫なんかで離婚すべきじゃない』
不倫で離婚を考えるとき、このように言う大人が出てくることがあります。
でもね、声を大にして言いたい。
離婚は我慢が足りないからじゃない!
悔しいですよね。
今まであなたは十分我慢してきました。
子にとって両親が揃ってた方が良いことくらい、わかってる。
だけど、あなたの心はもう壊れそう。
その中で必死に子の未来を考えてるのは、不倫夫でもなく、実状を知らない他者でもなく、あなた自身です。
だから、
- 自分の頑張りが足りないのかな
- 父親のいない子は可哀想かな
そう思う必要はありません。
私も『自分がもっと頑張れば家庭が上手くいくのかも』と何度も考えました。
しかし、そう悩む時点で、あなたは十分自分勝手ではありません。
家族のことを人一倍真剣に考えられる人間です。
- 夫の不倫で心が限界
- 周りの人に離婚を止められる
- 夫が再構築に協力的でない
自分と子どもの笑顔を守るための離婚もあります。
離婚は甘えでも逃げでもありませんよ。
不倫で離婚は浅はかと言う人の心理
『離婚・片親は悪』という固定概念
現代では、離婚する人・シングル家庭は決して珍しいことではありません。
しかし、
- 一度結婚したら離婚してはいけない
- 子どもには両親が必ず必要
そう信じてやまない人も、少なからずいるものです。
離婚はしない方が良い、両親揃ってた方が良いことくらいわかってるんです。
『離婚は悪』
このような固定概念を抱いている人は、
- 存続できないほどの家庭環境がある
- 片方の努力ではどうにもならないことがある
- 不倫の破壊力
- 子を壊す親もいる
という現実を知らないだけ。
上っ面の固定概念に惑わされる必要はありません。
不倫の現実を知らない
不倫は、単なる火遊びと思われがちです。
一時のもの、いずれは戻ってくるんだから。
重大なことではない。
いいえ。
不倫は立派な暴力。心の殺人です。
『不倫夫でも、一人の人間。』
『話せばわかる。』
それは幻想です。
筆者ラーコの元夫。
不倫に次第に夢中になり、家庭に心がなくなりました。 生まれたばかりの子どもには見向きもしません。 自分の身を守るために、家庭で暴言を吐き、威圧的に私の言動を抑え込むようになりました。 その間も不倫三昧。 家族の痛みや今後は見えていませんでした。
そんな人と、
- 子を考えて今後を話し合う
- 同じ方向を見て進む
それは不可能です。
自分を守るためなら、平気で家族の心を殺す人間もいるのです。
そんな人間と家庭存続することの厳しさ。
不倫の現実を知らぬ他人にはわかるはずがありません。
そもそもただのマウント
『子どものために離婚すべきじゃない』
そう言う人は、ただの他人事として言っているだけの可能性があります。
『自分の家庭がこうだった』
それを当てはめてマウントしてくるだけの人もいるのです。
『あなたがこうだから不倫もされるわよ』
そう言う人もいます。
悪気がなく言う人も多いです。
しかし、深く考えずに発言しているだけのことも多いのです。
そんな人たちに、惑わされる必要はありません。
誰よりも、自分の家族を深く考えているのは、あなたですから。
夫婦仲を取り戻す難易度
夫を信用できない
夫婦存続のため、子どものため、まずは再構築を試みる人は多いです。
それができたら一番。
しかし、裏切りはトラウマになります。
夫婦を営んでいても、ことあるごとにフラッシュバックします。
不倫当時を思い出しては心を取り乱し、夫を責めてしまうこともあります。
それは当然な現象。
あなたの夫は、それを受け止められる人間ですか?
自分の行いを真に反省していますか?
- 帰宅が遅い。まだ不倫が続いてるのではないか
- 休日、ウソをついて外出してないか
- 行動や予定、疑って深く聞く
このような状況に陥りがちです。
『あなたが悪いんだから、ここまでしてくれて当然』
そう思わない方が難しい。
でもそれは、再構築からは遠のく思考です。
夫に反省がない&水面下の不倫
自分がしたことに深く反省をし、あなたのトラウマをも受け入れられる夫。
であれば、崩れた夫婦仲も戻りやすいかもしれません。
2人が同じ方向を向いているから。
しかし、見せかけの反省をする不倫夫も多いもの。
不倫した者の反省は、家族を傷つけたことに対してではないことがほとんど。
不倫バレで自分に制裁が下ったことへの反省です。
そのような人は、
- フラッシュバックで取り乱すのを面倒くさがる
- 責められる&自由のなさに逆ギレ
- 水面下で不倫継続
- 不倫を繰り返す
こうなりがちです。
夫が反省を見せたのは離婚回避の体裁。
家族仲を取り戻そうとしてるのはあなただけ。
もしこのような状況であれば、夫婦を続けても明るい未来は見えません。
- あなたの夫は、不倫原因をあなたのせいにしてませんか?
- 家族のキズを受けとめていますか?
夫婦が同じ方向を向いていないと、再構築はあり得ません。
片方だけの努力では、変わらないこともあるのです。
夫婦仲と子の心
愛のない家庭は居心地が悪い
両親の夫婦仲が悪いと、家庭に笑顔は生まれません。
子どもは家庭が居心地の良い場所でなくなります。
学校であったこと、友達の話、親に気軽にできません。
親が常にピリピリしてる、泣いている。そんな姿を見続けるのは、苦しいものです。
夫婦関係は子どもに大きく影響します。
思ってる以上に。
そのような環境下で育った子が大きくなったとき、家庭に希望を持てるでしょうか?
子どもだけは将来、温かい家庭を築けると思いますか?
子に愛のない親でも必要か
不倫夫の中には、妻にだけでなく、子どもにまで興味をなくす人も一定数います。
『妻子は女との恋愛を阻害する邪魔者』そう考える夫もいるのです。
そのような人種の思考は、
- 自分の恋愛をいかに邪魔されずに済むか
- バレずに不倫を継続する術
- 妻と子の存在をなかったことにして次の人生に進めるか
こんなところです。
頭の中に、妻のキズの深さ、子の未来はありません。
自分が守られれば良い。
そんな親でも、いた方が幸せですか?
子どもは親の愛が欲しいもの。
でも一緒に暮らす父親は自分に明らかに関心がない。
『自分は愛されてない。必要ない存在』
そんな自覚を子どもにさせること。
子どもの自己肯定感は、ボロボロです。
家族に何かあった時でも、守るのは自分自身の身。
自己保身のため家族を犠牲にし続ける親。
それでも、両親が揃っていることは子どものためですか?
まとめ:『離婚は自分勝手』マウントはまともに受け取るな
『不倫なんかで離婚を選ぶなんて』
そんな他人の言葉に悩んだら、以下のことを自覚しましょう。
- 不倫のトラウマはカンタンに消えない
- 不倫夫の改心は難しい
- 水面下での不倫継続は多い
- マウントを取る人は、不倫の現実を知らない
- 愛と笑顔のない家庭に子の幸せはあるか
子どもには両親が必要です。
しかし、どのような親でも子どもには必要でしょうか?
両親いても笑えない家庭もあれば、片親でも笑顔たっぷりな家庭もあります。
個々の家庭により、状況は様々です。
金銭面、祖父母の協力体制…
安易に離婚を選択できないのも事実。
ですが、少なくとも心ない他人の発言に耳を貸し、心を失くす必要はありません。
『不倫ごとき』ではありません。
忍耐不足ではありません。
我慢してないのは、不倫夫です。
シングルの決断をするのは、大きな覚悟が必要です。
その現実に向き合っているあなたは、十分すぎるほど強いのです。
子を思うからこその選択もあります。
心ない他人の言葉はフタをする。
自分と子の笑顔を守れるのは、あなただけ。