ゲス戦記

不倫との戦い①【仲良し夫婦も一瞬で壊れる】他人事ではない不倫の話

『不倫』と聞くと、どのようなイメージがありますか?

「テレビやネットニュースでよく聞く話」
「実は今不倫の疑いがある」
「付き合っている人が既婚者だ」
色々な立場の人がいると思います。

昨今では有名人の不倫ニュースもよく取り上げられ、珍しい話ではなくなってきていますよね。
「あぁ、あの人もか」
「また不倫かー」って。

私も昔はそんな風に、よく聞く『不倫』を、何処かで人の話だと思っていました。「そんな世界もあるんだな」という感覚。
それがまさか、自分の身に降りかかるとは思ってもいませんでした
そして、不倫の苦しみは想像よりも、かなり、かなり苦しいものです。
不倫は心の暴力です。

筆者ラーコは、娘を妊娠中から元夫の不倫が始まり、夫婦関係が崩壊。娘が1歳になってすぐに離婚に至りました。

もう5年程前の話になります。
今でも当時のことがフラッシュバックして心が張り裂けそうになります。

ですが、だいぶ自分の感情を冷静に見つめられるようになりました。
この出来事をどこかに記したい。そして、もしかしたらこの体験が誰かの心を救うことになるかもしれない。

そう思い、自身の経験を書いていくことにしました。

夫婦仲が良くても不倫は起こる

不倫は普通、夫婦仲に問題があるから起こると思いますよね?
だって、夫婦が仲良く特に大きな不満がなければ、不倫する必要ないじゃん、って。

ですが、夫婦仲に大きな問題や不満がなくても、不倫は起こり得ます
パターンは様々ですが、むしろ夫婦仲が良いからこそ、安心感から、軽い気持ちで不倫を始めてしまう人もいます。
そしてその行動で、大事のものが一瞬にして消えていきます。

私たち夫婦も、普通に仲良しでした。
お互いを尊重し、優しい気持ちで接し、普段の会話も笑顔も多くて、仕事も、家事も協力しあってやっている。それぞれ友人と過ごす時間も大切にしつつ、日常生活を共に過ごす。

私にとっては、たまにのお出かけや、ただ一緒に暮らすだけの日常生活の中にも、何気ない幸せがあり、穏やかな日々でした。
そしてその日々は続いていくものだと思っていました。

人は一瞬にして変わります
それまで笑い合って過ごしてきた人は、突然家族の心をズタズタにえぐり始めます。
家族も、自分自身も、崩壊するのは一瞬でした

「夫婦だから話せば分かり合える」それは幻想でした。

大切だった人は、もう『自分の見てきた人』ではなく、むしろ『人間』でさえもありませんでした。

ホラーマンとの出会い〜笑顔のある結婚生活

元夫のことを、ここではホラーマンと呼びますね。笑

職場(銀行)で出会う

ホラーマンとの出会いは、職場でした。
私が新卒で入社した銀行の同じ支店に、ホラーマンはいました。2コ先輩でした。
日常業務や飲み会などで話す機会があり、すぐに意気投合しました。
穏やかに笑い合える感じが、波長が合う気がしました。
ホラーマンから告白され、交際が始まりました。

彼は仕事が凄くできるという訳ではありませんでしたが、熱心に取り組む姿勢が好きでした。たまに仕事の愚痴や悩みを聞いたりしていました。
休日は共に過ごすことが多く、沢山お出かけもしました。

「この人とずっと一緒にいるんだろうな」そう感じていた頃、プロポーズされ、結婚しました。交際期間約3年でした。

交際約3年で結婚

結婚後も、穏やかな日々でした。
その頃にはお互い転勤し、別々の支店で働いていました。

仕事でお互い疲れて帰ってきて、私が料理を作り、その間に他の家事を手伝ってもらったりという具合で支え合う。夜は一緒にまったりお喋りしたりテレビみたり一緒の空間で別々のことをしたり。
休日は一緒に過ごすことも多いけど、それぞれの時間も大切にしたり。一緒にスポーツジムに行くのも楽しい日常でした。

交際中、結婚してからも、喧嘩をしたことはおそらく一度もありません。声を荒げることもありませんでした。
たくさん話して笑い合っていた記憶しかありません。

ホラーマンを完全に信じており、私にとっては大切な存在でした。
彼は、段々と仕事で認められるようになりました。
仕事で成果を得た話、上司に褒められた話、楽しそうにしており、私も嬉しくなりました。
「いつも凄く頑張ってるもんね!良かったね!」なんて私も返していました。

結婚後1年以上たち妊娠

「しばらくは二人の時間が欲しい」という彼の希望もあり、結婚後しばらくは子どもを作りませんでした。
1年以上たち、お互いに「そろそろ子どもが欲しいね」という話になり、家族の次のステップを踏むべく歩き出しました。

子どもを作ろうと二人で決めてから、2ヶ月後には妊娠がわかりました。
結婚してから1年4ヶ月のことでした。

「これから家族が増える。この人と育てていく」
育児の不安は多少ありましたが、これから出会える子どもや、新たな家族の形に、楽しみでワクワクしていました。

ですが、ここから家族崩壊のカウントダウンが始まりました

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